目標設定は具体的なイメージを描くことが大切
新人研修全体の目標設定と研修テーマの目標設定があります
研修の目標設定は具体的なイメージを持つことが大切です。
イメージが明確であればあるほど効果的に目標設定できます。
アイアイカンパニーとともに具体的なゴールイメージを共有して効果的な教育を実践しませんか。
新人研修全体の目標設定
研修期間終了時にどのような新入社員になってほしいかを具体的なイメージで設定します。
例えば、
- 社会人としての自覚と言動ができるようになっている
- はきはきと元気に挨拶できるようになっている
- 何にでも怖がらず、チャレンジできるようになっている
- 同期との仲間意識を持って、学びあい、助け合い、共に刺激を与えあうようになっている
- 上司や先輩の話をしっかりメモと取り、自分が理解できていないことは確認できるようになっている
- 自分の考えを理路整然と話ができるよう努力するようになっている
- 報告書などの書類を書くための基礎を理解し、書くことができるように努力するようになっている
- 会社が大切にしている価値観が理解できている
- 各部署のつながりを理解し、会社がどのように利益を出しているか理解できている
- 業務遂行に必要な知識を獲得し、具体的な仕事のイメージを持っている
多くを学ぶためには十分な時間が必要であることを念頭に研修期間中にどの程度の項目が実施可能かをよく検討しましょう。
現実的でない目標設定は受講者にしっかりとしたイメージを持ってもらうことができず、目指す目標には届きません。
重要な項目に重点を置きメリハリをつけることも1つの方法です。
あくまでも受講者が期間中に具体的にどのような努力をすれば、そこに到達できるのかをイメージできることが重要です。
研修テーマごとの目標設定
研修テーマは新人研修全体で設定した目標に向かうために、どのようなテーマを学ぶ必要があるかを考え、漏らさずあげていく必要があります。
例えば、
- 新社会人としてのチャレンジ精神を理解し、努力している
- 雇用に関する諸手続きを理解している
- ビジネスマナーが体現できている
- 論理的に思考する癖がついている
- 聞く、話す、書くの基礎スキルを理解し、実践している
- 経営者の会社に対する考えを理解している
- ものづくりの理念を体感・理解している
- 各事業部の事業内容を理解し、部署間のつながりとビジネスの仕組みを理解している
- 業務遂行に必要な知識を理解し、具体的な仕事のイメージを持っている
新人研修全体で設定した目標と研修テーマの整合性や抜け漏れを考え、初日から終了日までに知識や経験が積み上がっていくように設計する必要があります。
新人研修で伸ばすべき要素

新人研修では研修期間全てで人間形成を図る必要があります。
現在は現場が忙しく、昔ほど上司や先輩との関わりが緊密ではありません。
したがって忙しい現場に時間のかかる人間形成の全てを任せるのではなく、少なくとも自ら人間形成ができる土台を新人研修で身につける必要があると考えます。
そこで新人研修では知識やスキルの習得よりも自分で何でも乗り越え、成長していける土台づくりに時間と労力を割くべきだと考えます。
ただ知識やスキルを教えないと言っているわけではありません。
知識やスキルの習得を人間形成の一部として習得できるようなプログラムを企画することが大事だと考えます。
このことを踏まえますと、研修期間全てが統合されたものにする必要があり、社内外を問わず、同じ目標に向かって互いが協力して動くことが重要になると考えます。