大阪商人にみる商売の本質

江戸時代 大阪寒天問屋の丁稚が主人公の
NHK木曜時代劇「銀二貫」の最終回をみて
商売の本質を考えさせられました。
ビジネスを長く継続させるための考え方が参考になります。

最終回は、蒸ようかんしかない時代に主人公が思考錯誤して
寒天の新しい使い方の水ようかんを思いつき、
お店を繁盛させるお話です。
けれども、水ようかんを売って繁盛させるわけではありません。
あくまでも寒天を売る商売で繁盛させるのです。

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まずはじめに考えさせられたのは「自分が何屋かをぶらさない」
ことが大事ということです。
話では水ようかんを作れるところは自分の店しかありません。
しかし作り方を老舗の和菓子屋に教え、
水ようかんを広めてもらうことを依頼します。
あくまでも自分は寒天問屋で和菓子屋ではないということです。
このことで取引先である和菓子屋と対立することもなく、
お互いの商売がうまくいきました。

次に「目的を見失わず感情的にならない」ことが
大事ということです。
話ではようかんがなかなか固まらず、
老舗の和菓子屋にあんを分けてもらいに行きます。
しかし名もない寒天問屋にやる餡はないと
すげなく追い返されてしまいます。
ようやく思考錯誤の末に水ようかんを作ることに成功します。
しかし餡の提供を断られた老舗和菓子屋に頭を下げて
取引をしてもらうようにお願いに行きます。
結果的にほとんどの和菓子屋から水ようかんの材料である
寒天の注文が来るようになり、お店が大繁盛しました。

最後に「品質にはこだわり続ける」ことが大事ということです。
話では主人公が水ようかんの品質にこだわり続けます。
水ようかんができた後もお店の人全員に試食をしてもらい
納得のいく品かどうかを確認してようやく完成です。
主人公はあきらめることなくお客様が喜んでもらうことを
夢見て品質にこだわり続けました。
そしてできあがった商品は他に類を見ないものになりました。
結果的には他社でなくそのお店との取引が増えました。

ついビジネスは勝ち負けだと考え、自分だけの勝ちに
こだわってしまいます。
しかし会社は社会に価値を提供し続けることが使命です。
決して自分が勝つためではありません。
長く社会に存在しつづけるためには自分一人でなく
みんなが幸せになる方法を模索し続けることが必要だと
強く思いました。

NHK木曜時代劇「銀二貫」最終回
再放送:【総合】2014年6月11日(水) 午前1時25分~2時8分(火曜深夜)
再放送:【BSプレミアム】2014年6月12日(木) 午後0時00分~0時43分
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/gin2kan/