ストレスチェック制度導入をチャンスに変える

昨年12月から義務づけられたストレスチェック制度、
企業にとっては負担が増し、
できることなら実施したくないという声も
まだまだあるのではないでしょうか。

これまで従業員のストレスは
従業員個人の問題と捉えていた企業側も
近年のメンタルヘルスに問題を抱える従業員の増加と
その企業への影響に目を向けざるをえなくなってきました。

このため従業員のストレスに対処することは
企業経営にとって非常に重要だと気づき、
対処している企業が増えてきています。

またGoogleなどの先進的な企業は
従業員の創造性を阻害するストレスに
積極的に対処することで新たな価値創造を
しようとしています。

従業員のストレス軽減のために
職場環境を整えたり、研修を実施したりするなど
多くの資金を使っています。

最近よく耳にする「マインドフルネス」や「瞑想」が
このストレス軽減につながる手法として
Googleで取り入れられている話は有名です。

Blog-20160412-1.jpg

国が定めたストレスチェック制度ですが
この機会をチャンスと捉え、
従業員のストレスを軽減することで
企業のマイナス影響の防止と
より高い創造性を促すために
前向きにメンタルヘルス問題に
取り組んでみてはいかがでしょうか。

ストレスが企業に与える影響

人はストレスが過度にかかると
まず体調不良をおこします。
不眠、食欲不振、頭痛、腹痛など様々な症状が
出てきます。

そして、お酒・タバコの量が増え、
肥満や生活の乱れが見えてくることもあります。
またイライラや無気力になったり、柔軟性を失ったり、
弱音をはいたり、過度に争うようになります。

こうなってくると仕事にも影響が出て、
ミスが増えたり、仕事が遅くなったり、
周囲とうまくやれなくなったりします。

ところが私たちは職場での評価を落とさないために
ストレスの影響が表に出ないように意識し、
ムリにムリをかさねます。

しかしストレスの影響は意識しただけでは
抑えることができません。
自分では抑えているつもりでも
正論で周囲の人にイライラをぶつけたり、
巧みに理由をつけて何もしないようになります。

自分ではストレスの影響を抑えていると
思っているため自分がストレスからくるイライラを
周囲にぶつけているとは思いません。
行動を起こさないのも
リスクヘッジのために行動すべきでないと
理由をつけているため
自分では間違ったことをしているとは
思わないのです。

こうなるとその人のストレスの影響が
他の人のストレスの元になってしまい、
組織的にストレスが蔓延してしまいます。

特にチームリーダーや管理職から
ストレスの影響が出ると
関わる人が多いだけに多くの人を巻き込んで
組織全体が強いストレス状態になります。

もしくは突然優秀な人がメンタル不調で
仕事ができなくなると、
周囲にしわ寄せがきて、
組織がまわらなくなるのです。

このようにストレス軽減を怠っていると
組織全体にストレスの影響が広がり、
お互いが協力しあえず
新しいことを行いずらい組織になっていきます。

Blog-20160412-2.jpg

日本人はストレスの影響を精神力で補おうとする

もともと日本人はストレスによって
仕事が滞るということを許さない文化を持っています。
このことは会社でストレスを理由に仕事の負荷を軽減して
もらうことを言えないことからもわかります。

私たちはストレスを理由に仕事の負荷軽減を主張する人を
「精神力がない」と評価しがちです。
この精神力がないという評価は
私たちにとって耐えがたいものです。

なぜなら私たち日本人は、
協調性を重んじる傾向があるため
「精神力がない」というレッテルを貼られ
周囲からの評価が下がり、組織にいられなくなることを
極端に嫌うからです。

そのため自分一人だけの負荷を下げてほしいと
依頼することができず
周囲から仕事を減らしてはと
促されるまで頑張ってしまいます。

また精神的に辛い状態は
外からはその辛さがわかりづらいために
周囲が気にかけることはあまりありません。

するとどんな辛い状態でも
そのことを口に出せず、
精神が壊れるまでやり続けてしまうのです。

私たちは無意識のうちにストレスの影響を
各自の精神力で対処することを求めてしまうのです。

ストレスは経験の捉え方で軽減できる

ストレスの元は多岐にわたるため
ストレス軽減への対応は様々あります。
一番効果的な方法は一人一人の物事の捉え方、
つまり考え方を変えていくことです。

そもそもストレスは物事の解釈の仕方によって
ストレス反応に違いが出ます。
その人の考え方がストレスを強くも弱くもしているのです。

しかし自分が物事をどのように捉えているかを
はっきりと認識している人はあまりいません。

自分の考え方を変えるにはまず自分の物事の捉え方や
考え方を知ることが必要です。

自分の物事の捉え方や考え方を知るためには
自らの経験を振り返ることが効果的です。

自分の物事の捉え方や考え方がわかれば
ストレスを強くしている考え方が見つかり
ストレスに対処できるようになるのです。

まずは自分を知ること
全てはそこから始めることが大切です。

Blog-20160412-3.jpg

ストレスチェック制度対策を考える

ストレスチェック制度対策研修の詳細はこちら