不変追求型リーダーは孤軍奮闘し、疲れ果てる
変化追求型リーダーはチームを一つにし、大きな成果を得る
リーダーシップ開発講座
〜 自分の理想のリーダーになる 〜
私は20年近く企業の人材育成の現場で仕事をしてきました。
しかしその教育が十分活かされている実感が持てませんでした。
もちろんすぐに使えるスキルや知識付与などの即効性のある教育は効果的に行えていましたし、役に立っている実感もありました。
しかしリーダーを育てるとなるとなかなか思ったような結果を得ることができませんでした。
企業の教育担当者もリーダーは育てるより見つけるものという感覚を持っている方が多いようにも感じていました。しかし私はリーダーは生まれ持った資質のようなものが重要で育てることはできないという考えを受け入れることはできませんでした。
私は次の問いを持ちながら企業での教育を行ないました。
「なぜリーダーは育たないのか。」
「どうしたらリーダーは育つのか。」
私はたくさんのリーダーやリーダーシップについての書籍やプログラムを調べ、
同じ思いを持った企業の教育担当者と様々な手法を試しました。
そんな中、世界的権威である米国のリーダーシップ研究開発機関CCL(Center for Creative Leadership)に出会いました。
CCLは『リーダーは経験から育つ』と提唱しています。
そして次のことも言っていました。
『人は現状のスキルや視野では不十分である、もしくは十分に活用できていないことに気づかなくてはならない。
次に開発する能力、視野を特定し、実際に試してみる。
一定期間の実践を重ねて新しいスキルや考え方がなじんでくるようになると人々はそれらを効果的に活用できるようになる。
このサイクルは人々が各領域の能力を拡大するときに何度も繰り返される。
このためにリーダーシップ開発には時間がかかる。』
このことを知り、人は結果を出すために現状の自分を客観的に捉え、至らない点を自覚し、そして新たな考えや能力を手に入れるために繰り返し実践しなければならないと理解できました。考えてみれば新しいことを知るだけですぐにできるわけはなく、失敗を繰り返しながら身につける努力が必要なことは当たり前でした。
さらに私はリーダーになる時、プレイヤーだった今までの自分を大きく変える必要があることも気づきました。それは今までのリーダー育成で抜け落ちていたことでした。その変化を起こさないとメンバーと共に何かをなすことができません。もしあなたがリーダーをしていてメンバーとうまくいっていないと感じるなら、それはあなたがリーダーになるために必要な変化を起こしていない可能性が高いでしょう。
今本当のリーダーを育てるために何が必要かがわかりました。
あなたも理想のリーダーになりましょう。
この講座を受けると
CCLが提唱するリーダーが獲得すべき6つの能力が身につき、メンバーに主体性を発揮させ、結果を出すあなたの理想とするリーダーになれます。
CCLは開発できリーダーが獲得すべき能力は6つと言っています。
6つの能力とは、
- 自己認識(自己への気づき)
- 自信
- 幅広く、ものごとの全体をとらえる視野
- 社会的システムの中で効果的に働く能力
- 創造的に考える能力
- 経験から学ぶ能力
経験から学ぶ能力が身につくと
あなたは不変追求型リーダーから変化追求型リーダーになれます。
不変追求型リーダーのままではあなたはチームで孤立し、成果を出すために一人で頑張る状態になります。
しかし、あなたが変化追求型リーダーになることでメンバーひとり一人の意見が活かされ、メンバーがチームの目標達成に自ら主体的に行動するようになります。
チームメンバーが主体的に目標達成に向けて行動することで今までにない成果が出せるようになります。
参会者の声
- 今まであまりうまくいっていなかった人との関係が良くなった。
- 日々心穏やかに暮らすことができるようになった。
- 思ったことを素直に表現できるようになった。
- まだ自分にも変えられる部分があることに気づいた。
その他多数の好評の声が寄せられています。
【 コース概要 】
講 座
料 金
定 員
受講資格
講座テーマ
講座内容
集合講習 | 6時間/2日 第一回
| 6時間/1日 第二回 〜 第六回
300,000円(税込)
12名
本気でリーダーとしてチーム一つにして、大きな成果を得たい人
第一回 変化追求型リーダーへの準備
自己認識(自己への気づき)、経験から学ぶ能力
第二回 実は知らないチーム作りに必要なこと
チーム共通の価値観を作る(信頼の獲得)
チームの共通ビジョンを作る(好意の獲得)
第三回 実は知らないチーム運営に必要なこと(1)
チームの学習環境とチャレンジ精神を育てる(安心感の獲得)
第四回 実は知らないチーム運営に必要なこと(2)
メンバーの自発性を継続させる(自発性の獲得)
第五回 実は知らないチーム運営に必要なこと(3)
リーダーを育てる(後継者の獲得)
第六回 総合 振り返り
自身の課題を見つける
- 1回目経験学習の基礎と自己認識、2回目以降は前週に学んだテーマについての経験学習
- 必要知識のインプットおよび必要スキルのトレーニング
- テーマについて経験を振り返り、日常業務での課題(内面・外面)を明らかにし、解決策の立案
この講座とこれまでの一般的なリーダーシップ講座との違いは
- これまでの研修やセミナーではリーダーとしての必要な意識・あるべき行動の理解が目的でした。
しかし、このプログラムでは日常業務を実践しながら、あなたの問題点の振り返りを行い、
あなたにあったリーダーとしての意識と行動を身につけることを促します。 - これまでの研修やセミナーではリーダーシップの一般的な課題に気づいてもらうことが
目的でした。しかし、このプログラムでは受講者それぞれの個人的な課題をあぶり出し、
自らの課題を理解した上であなたにあったリーダーのスタイルを身につけてもらいます。 - これまでの研修やセミナーでは自分では気づかない他者からの気づきを重視していました。
自分では気づけないことに気づくことはとても大事ですが、気づいても自分を変えることは難しく従来の研修では気づくだけにとどまっていました。しかし、このプログラムでは自分の内面にある行動理由の気づきを重視することで
自分の課題にあなた自身で気づき、あなたの変化を促します。 - これまでの研修やセミナーでは効率を考え、講師に対して多人数の受講者で行なっていました。このため受講者個々の課題に十分取り組めませんでした。
しかし、このプログラムでは経験学習ファシリテーターに対して少人数でプログラムを行うことで各個人に丁寧に寄り添うことができ、各受講者の真の課題を導きだすことができます。また、受講者一人一人と気持ちを交わすことができるため、受講者が自分の課題に真剣に取り組むように励ますことができます。

事例紹介
このプログラムで自分の内面を変えて変化追求型リーダーになった参加者の事例をご紹介します。
このプログラムを受講した山本さんの事例をご紹介します。
中堅企業の営業リーダーをしている山本さん(35歳)は性格は温厚で人当たりもよくお客様からはよく慕われていました。
しかし外見とは裏腹に内面はプライドが高く負けることが嫌いで、すぐにムキになることがありました。
今回は自分がリーダーをしているチームをもっとリードしたいという希望を持ってこのプログラムを受講していました。
≪はじめに≫
プログラムの初めは日常業務の気になる出来事の振り返りから始まります。
山本さんが振り返った経験は部下の鈴木さんとの営業同行の出来事でした。
山本さんは鈴木さんのことをあまりよく思っていないようでした。
営業同行の時に鈴木さんがお客様の質問に的外れな回答ばかりしているために山本さんがその商談を途中から仕切ってしまったそうです。
詳しく振り返った出来事はその商談の後のことでした。
山本さんは鈴木さんに先ほどの商談からもっと事前の準備をすることを学んで欲しいと思い、事前準備で何をしたかを聞いてみました。
ところが鈴木さんはそっけない返事をするばかりで真剣に考えているように見えませんでした。
その態度に山本さんはイライラしてしまい、心の中で「こいつはダメだな。」と思ってしまいました。
≪気づき≫
丁寧に経験を振り返っていきます。
山本さんは「上司である私にもっと従順に振る舞うべきだ。」という考えを鈴木さんに持っていたことがわかりました。
また「部下は上司に従うべきだ。」という考えもあることがわかりました。
そのことに気づいたおかげで自分が鈴木さんがなぜそのような態度をとったのかを聞こうとしなかったことに気づきました。
また自分の傲慢な部分が部下に何も語らせないのではと思い至りました。
≪変化1≫
その後の様子を伺うと
初めのうちはいくら自分の考えに気づいたからといってすぐに鈴木さんの話を聞くことはできなかったそうです。
しかし徐々に鈴木さんと話をする時に自分が今イラついているなということに気づき、そのイラつきは自分の傲慢な考えによって引き起こされていることを自覚するようになったそうです。
するとだんだん鈴木さんに本人の状態を聞けるようになったそうです。
≪変化2≫
山本さんの態度が変わることで鈴木さんにも変化が現れました。
前よりも自分の意見を言うようになったそうです。
また山本さんの話も聞くようになり、営業成績も上がり始めたようです。
さらに意外なことに鈴木さんは営業戦略を考えることが得意だということがわかりました。
それまでの山本さんでは鈴木さんのその一面に気づけなかっただろうといっています。
今では山本さんと鈴木さんとは徐々にいいパートナーの関係になっているそうです。
その他の事例
Aさんの場合(大手メーカー 営業)
プレイヤーだったときはとても優秀で社長賞もとったAさんは同期の中では一番はじめにチームリーダーになりました。
ところがチームメンバーが思ったように動いてくれず成績もパッとせず、いつもイライラしていたそうです。
そんなときこのプログラムを受けて自分がリーダーとしてどうすればいいかを知っていても
自分はそのようには動けていなかったことに気づきました。
そして自分にとっての理想のリーダーになるために自分を変える決心をしました。
初めのうちはいつもと変わらない自分で接していましたが、徐々に自分の内面や行動に意識が向くようになり、
徐々に自分を変えることができたようです。今ではメンバーとも気軽に話ができるようになり、
問題点をメンバーと一緒になって解決できるようになったようです。
Bさんの場合(IT企業 プロジェクトリーダー)
Bさんは初めてプロジェクトリーダーとして仕事をした時にメンバーと良い関係が築けずにとても苦労した経験を持っていました。
人とのコミュニケーションに自信がなくなり、リーダーとしての行き詰まりを感じている時にこのプログラムに参加しました。
初めのうちは自分がメンバーをどのように見ていたかがわかりませんでした。
ところが徐々に自分の内面の声を聞けるようになり、メンバーをバカにしている自分に気づけたと言っていました。
Bさんはプログラムを組むことが好きで人よりも早くいいものを仕上げる自信がありました。
そのため他人のプログラムが気になってしょうがないのです。
「私だったらこうするのになんでこうなだろう。」「私だったらこのくらい1週間でできるのになんでこんなのに2週間もかかるんだろう。」と
口には出していないもののメンバーと話す時に内面ではかなりイライラしていたことに気づきました。
そんな時このプログラムを受けて、メンバーに寄り添っていない自分がはっきりと意識できたと言っていました。
そのことをきっかけに自分のその反応をしっかりと自覚できるようになったと言っていました。
その後やはり自分の想像と違う状況に遭遇すると体は反応してしまいますが、徐々にその反応の強さや長さが弱くなっているのを感じるようになったようです。
今では徐々にメンバーと一緒に方針を検討したり、納期の調整をしたりできるようになっているようです。
Cさんの場合(メーカー 人事部チームリーダー)
Cさんは何事にも一生懸命にがんばるとてもまじめな性格でした。そんなCさんがチームリーダーになりました。ところがCさんは少し気弱なところがあるせいか、リーダーになることにとても不安だったそうです。自分が人の先頭に立ってみんなを率いていくイメージがまったく持てなかったそうです。
そんな時にこのプログラムを受けることになりました。初めのうちは自分の意見が言えず、チーム内でも物怖じせずに話すメンバーの意見にただ従うだけだったようです。ところがプログラムが進むうちに自分が意見を言わないのは自分は大した人間ではないと思っていることが原因だと気づきました。するとことあるごとにその考えの影響を受けて自分の考えを引っ込めている自分に気がつきました。このことに気づいた時から徐々にその考えの影響を弱めようと比較的簡単なことから自分の意見を言うチャレンジをするようになったようです。例えば、みんなでランチに行く時に最初に自分の希望を言うとか、ミーティングの日時を決める時に一番最初に自分の希望を言うなどだったそうです。今ではだいぶ自分の意見を言えるようになり、周囲からは何かCさんリーダーになって変わったよね。と言われるようになったそうです。
このプログラムを受けると、
受講者自身にあった理想のリーダーになることができます。
時間をかけて理想のリーダーになるための行動を促しつづけるためその人にあったペースで変化していきます。
私たち人間は強制的にやらされるとその強制力を失った時点で行動をやめてしまいます。
そのため強制することなく、自分で納得して自分の意思とペースで行動することが大切です。
このプログラムは受講者本人の意思を尊重しつつも自分と向き合うことをしてもらいます。
そのため自分で設定した行動を起こせなかったとしてもその状況を振り返り、
その行動を阻害している自分の考え方を自分で探ります。
そのことにより納得して新たな行動へと徐々に進むことができるように設計されています。